仕草を真似する心理とは好意がある証拠でミラーリング効果という!
ここでは、「仕草を真似する心理は好意がある証拠」についてお話します。
あの人は人の真似ばかりする。
いつも私の真似ばかりして来る人がいる。
あの人の真似がしたい!
など、なぜか人間は人の真似をしたがりますよね。
ずっと一緒にいると似てくると言いますが、
これには人間のどんな心理が隠されているのでしょうか?
人の真似っていけない事?
類は友を呼ぶということわざがあるように、
人は好意を持つもの同士が自然と集まってきます。
一緒にいるうちに同じ行動をとるようになります。
これは、意識して同じ行動をとる場合もありますが、
無意識のうちにだんだん似てくる場合もあります。
このように、真似をするという行為の裏側には、
相手に対する尊敬や好意の気持ちがあります。
好感を持っている相手の仕草や動作を無意識のうちに真似をしてしまう事を
「ミラーリング効果」と言います。
相手がとっている行動を意識して、
まるで鏡に映したかのように自分の動作に真似して行う事を
「ミラーリングテクニック」と言います。
真似ることで、相手に尊敬や好意の気持ちとして認識されて、
無意識的に心を許し合えて自分たちは親密だと感じやすくなる効果があります。
真似をするという行為は、行動心理学に基づいた生きて行く中で
大事なテクニックなのです。
まるで鏡のよう?!ミラーリング効果
友好関係にある人が、相手の笑っている顔を観察して、
自分も同じように笑おうとすると、自然と笑い顔や話し方も似てきます。
こうやって、相手と自分との距離を近づけて
自然と相手の心を開かせることがミラーリング効果です。
恋愛において、好きな人と一心同体でありたいと思い、
好きな人のクセや仕草を真似ることで、
愛し合っていると実感できるのも人間が持っている心理傾向です。
また、人間の心理には、座り方や足の組み方、
姿勢や何かをするタイミング、うなずくポイントなど、
人は、自分と似た行動や態度をとる人を好きになるという「類似の法則」があります。
このミラーリングは、あからさまにずっと同じ行動をしていると
不快に思う人もいるので、ミラーリングをする場合には、
大きな効果を期待せずに、さりげなくするようにしましょう。