仕草の心理で腕とは?
ここでは、「仕草の心理で腕」についてお話します。
一般的に人が腕を組むときは、不機嫌であったり、
話しを受け付けないなどといった心理のときに表れると言われています。
実は腕組みとひとことで言っても、
それを細かく見てみると様々なパターンがあるのです。
人間は本能で、怖いものや危ないものが近づいてきたとき身を隠そうとします。
お母さんに叱られることがわかっている子供は、
テーブルや椅子の下に身を隠そうとしますよね。
大人になってから、子供の頃と同じように隠れるわけにはいかないので、
人は腕を組むことで対応するようになるのです。
つまり人は自分を守ろうとするとき腕を組む仕草をし、
常に腕を組んでいる人は何かの脅威に脅えている心理状態なのです。
今回は、どんなタイプの腕組みがあるのかなどの、
腕を組む心理についてみていきたいと思います。
基本の腕組みの場合
初対面の人と会うときや、行列待ち、エレベーターの中など、
人が不安やイライラを感じた時に、防御壁の役割として出る仕草です。
また、相手の異性に魅力を感じなかったり、
積極的過ぎる異性を前にすると、拒絶から腕組みをするという傾向があります。
拳を握り腕を組む場合
腕をがっちりきつく組み、さらに両手で拳を作っているような状態は、
自分を守ろうとしているだけではなく、
相手への敵意も湧き上がっているという危ない心理状態です。
相手を怒らせた原因が分からないのであれば、少し距離をおきましょう。
ここからさらに唇を強く噛みしめ、歯を食いしばるような様子が見えたら、
いつ殴りかかってきてもおかしくないのですから。
二の腕を両手でつかんで腕を組む場合
これは防御する範囲をより大きく取り、
自身の露出を出来るだけ少なくしようとしている仕草です。
何か目の前にせまる不安から逃げたい気持ちがあり、
自分自身を抱きしめ安心させようとしている態勢でもあります。
例えば歯医者の待合室で緊張しながら待っている人や、
初めて飛行機に乗る人が離陸直前にこのような腕の組み方をします。
手を脇の下に入れて、親指だけ見せる腕組みの場合
話しを強調させたいときなどに親指を動かす仕草がでることが多く、
親指を立てるという仕草は自信の表れです。
このタイプの腕組みは、自分をクールな
かっこいい印象に見せたいという人に多くみられる仕草です。
基本の腕組みをしていた人が、親指だけ見せるタイプに変わり
好意的な仕草が加われば、あなたの印象が良くなってきている証拠です。
恋愛でいうならば脈ありサインであり、
ビジネスにおいては商談成立まで一歩近づいたという証拠でもありますね。
反対に、基本的の腕組みから握り拳タイプになってしまったら、
自分の印象が悪くなってしまってきていると考えられます。