しぐさの心理学で手が無意識の時とは相手が真剣に考えている時の事!

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ここでは、「しぐさの心理学で手が無意識の時」についてお話します。

 

しぐさというと、顔や表情につい意識が行きがちですが、
次にわかりやすいのが実は手です。
無意識に手で行われるしぐさは、顔の次に心の中が表れる場所だといわれています。
では、手でおこなわれるしぐさにはどんなものがあるのでしょうか?

 

手にはあなたに対する感情が表れる!

 

手に表れる好意的なしぐさは、こんなものがあります。
相手から見える位置に手を自然に出している場合、
相手があなたを受け入れている証拠です。

 

話をしながら手振りをする人もいますね。
その際に掌があなたのほうを向いていると、
より一層受け入れられているといえます。

 

この話をしながら手を動かすというしぐさは、
相手が頭の中で真剣に物事を考えている場合に発生しやすいしぐさです。

 

あなたが相談事をした際に相手が手振りをしてくる場合、
あなたの悩みを真剣に考えてくれているというわけです。
反対に手を隠してる場合、あなたに対して一種の警戒心を持っています。

 

まだ初対面で緊張していたり、あなたに不満を持っている場合もあります。
手は心の表れで、あなたから見える位置にあるか、
ないかだけでも相手の気持ちをはかり知ることができてしまうのです。

 

話をしているとついしてしまう・よく見る行動で、
手と手をもみ合わせたり体を触るしぐさがあります。
これは不安を抱えていることを表しています。

 

自分に自信がなかったり、ストレスを感じている場合に、
自分の身を守ろうとしてとってしまうわけです。

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他にもテーブルを指でトントンと叩いたり、
おしぼりや携帯電話などをずっと手で触っているしぐさは、
ストレスや不満、欲求といった感情を制御している表れです。

 

これらの行動は、「転移行動」と呼ばれています。

 

転移行動とは?

 

転移行動とは、今している行動に全く関係のない行動をしてしまうことです。
何かをずっと手でいじり続けていたり、貧乏ゆすりなどが当てはまります。

 

この転移行動は動物行動学という分野において広く知られた行動です。
動物行動学のティンバーゲンという研究者は、

 

「やりたいけど、やってはいけない行動があるとき」

 

「やりたいという思いを持っているが、
行動に起こすためのきっかけが不足していて実行に移せないとき」

 

に動物は転移行動を引き起こすと唱えています。

 

簡単に申し上げれば、強い緊張やストレスを強いられたときに、
そのストレスから逃げるべく無関係な行動をとってしまうということです。
日常的に貧乏ゆすりをしてしまう人には、繊細で神経質な人が多いとよくいわれますが
これは、この転移行動に基づいて言い伝えられてきたというわけです。

 

普段何気なく行っている手のしぐさですが、
こんなにもたくさんの感情を表しています。

 

相手の気持ちを知りたいとおもったら、
手の動きをよく観察してみるとよいですね。

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