心理学の癖で仕草とは口唇期ではお酒を飲み肛門期では賭け事をする?
ここでは、「心理学の癖で仕草」についてお話します。
普段何気なくしている癖や仕草は、考えて行っている行動ではありません。
多くの場合は無意識のうちに行っており、
相手に指摘されてようやく気付くケースも多いです。
この行動は、心理学において精神分析という分野で研究されています。
「無意識」には必ず隠された意味がある!
心理学の世界において有名なのがフロイトという研究者です。
彼は「無意識」という意識を発見・研究し、
深層心理学において大きな影響を与えました。
簡単に言えば、無意識にとってしまう行動には必ず抑制された、
意識・欲求が存在し、
抑制することで自己防衛をするということです。
フロイトは私たち人間は成長していくうえで、
5つの発達段階を通過すると唱えています。
この発達段階は、あなたや相手の抱える癖や仕草の理由を、
探るうえでとても重要なポイントとなっているのです。
フロイトの唱える5つの発達段階は、目安として年齢で区切られています。
それぞれの段階でできる行動の中で、
人間が持っている欲求を発散していくわけですが、
特に幼少期に迎える2つのステージは、
のちのあなたにとって大きな影響を及ぼすとされています。
口さみしくてしてしまう癖は幼少期に感じたさみしさや不満が影響している!
初めに迎えるステージは口唇期といいます。
このステージでは欲求の発散手段として、口を用いていきます。
例えば授乳やおしゃぶりなどといった行動ですね。
この行動で乳幼児は欲求を発散させていきます。
しかし、様々な理由で欲求を満たすほどの行動をできなかった場合があります。
そういった人は、大人になってからも頻繁に飲酒したり、
ガムをかんだりと口さみしさを紛らわすような行動をしてしまうのです。
何かを「制御」できない・しすぎてしまう癖は、
トイレトレーニングが影響しています
次に迎えるステージを肛門期といいます。
このステージでは、人間が生きていくうえで重要な排泄をコントロールしていきます。
トイレトレーニングにおいて、ためて出すことを学ばせるわけですが、
このためる・出すという行動がこの時期の欲求の発散手段となっていくのです。
やがて排泄のコントロールは羞恥心を芽生えさせ、
自分の意識でコントロールをするという行動が
欲求や行動の制御につながっていきます。
そのため、この時期で厳しいトイレトレーニングをうけると、
羞恥心によりためる感情が出すことよりも上回っていきます。
逆も同じで、ためずにだしても大丈夫だと認識すると、
我慢することが苦手になっていくのです。
どちらの場合も、感情のコントロールが苦手になっていきます。
結果、極端にケチになったり、人が恥ずかしく思うことを、
できてしまうようになったりするのです。
賭け事や浪費癖がやめられないのも、この時期の影響といわれています。
このように、ただの癖だと思っていたことが、
実は心理学において解明されているケースがあります。
無意識にしてしまう癖や仕草をやめたい!
と思っている場合は、行動の裏側にある意味を、
さぐってみると改善しやすくなりますよ。