仕草と癖の違いとは？
ここでは、「仕草と癖の違い」についてお話します。
人には色々な癖や習慣がありますよね。
その言葉の意味の違いについて考えたことはありますか？
癖のままで終わる仕草と、それが習慣に変わる仕草、
また、依存症にまで発展してしまう仕草には
言葉としての意味の違いはあるのでしょうか？
癖とは
癖は、ある偏った好みや習慣です。
身体に染み付いた、無意識で自分の身体に起きる行動です。
具体的には、爪を噛む、頭を掻く、貧乏ゆすりをするなど、
どちらかといえば人に不快感を与える仕草です。
癖の方がタチが悪いイメージです。
無意識にしてしまうからこそ直しにくいような感じでしょうか。
また、無意識にそうしてしまうが、
それを意識してもしなくても特に変化はないのが癖です。
広い意味では習慣の一種とみられますが、
場合によってはやらなくても困らない不必要な仕草です。
自分は気づいていないという場合が多いですし、
生命活動を維持するために必要な習慣的な行動については、癖とは言いません。
習慣とは
日常で見られる決まりきった行いやしきたりが習慣です。
住み慣れた土地の文化からも影響をうけます。
例えば毎朝決まった時間に目が覚めるのは習慣ですから、
しないと何だか落ち着かないと感じるでしょう。
なかなかスムーズにいかないこどもの歯磨きなども、
毎日するように癖を付けていくと、のち習慣に変わるのです。
仕草や行動などの振る舞いの他に、考え方など精神的、心理的にも習慣はあらわれます。
人生において、人の成功に影響する所が大きいため、
習慣は第二の天性であるとも言われているのです。
依存とは
飲酒やギャンブルなどは癖から習慣になり、やがてそれが依存症になります。
このように、癖は無意識で直すのが困難であり、
習慣は意識して行うものだということがわかりました。
習慣は少しずつ取り入れると自然な仕草として身につき、生活を良いものにしてくれます。
そのためには一度にガラッと習慣を変えるのではなく、
あくまでも少しずつ取り入れるようにしましょう。
例えばそれまで全くジムに行っていなかった人が、
急に頑張ってアレコレやってみても、すぐに疲れてしまって長続きしませんよね。
人は、やり過ぎたと感じた瞬間にそれをやめてしまうものなのです。
食生活ならば、いきなり全食を変えてしまうのではなく、
まずは夕食だけを健康的に変えてみる方法で成功します。
良い行動を意識して癖付け、そのまま習慣にしていけるといいですよね。
仕草と癖の違いとは？
このように「仕草」であれば、ある程度は心理学の世界で、
読み取ることが出来ますが「単なる癖」であれば、
心理学では読み取ることが出来ない、という違いがあるのです。